人生で一度も無賃乗車をしたことがないブロガーのヒラノ(HiranoLAZY )です。
作家でブロガーの『はあちゅう』さんが2019年5月13日更新のTwitterで「タクシーでネット決済ができずに小夏(ミカン)で支払った」というツイートをしてネットでは、無賃乗車なのでは?と炎上しています。
はあちゅうさんはツイートの最後に「いい人…。優しい世界…。」と言っていましたが、タクシーの運転手からしたら全然優しくない世界、メーターを回して走っていたのでおそらく自腹ですよね。
このツイートに批判が殺到し、ツイートを削除する事態まで発展しました。
それでは詳しく見ていきましょう。
目次
【悲報】はあちゅうさん、タクシー代を小夏(ミカン)で支払って炎上してしまう

Twitter-より引用
現在はツイートが削除されているのですが、幸いにもスクリーンショットが残っていました。
文字起こし↓
今タクシーに乗っていたら、タクシーのおじさんが、ネット決済の方法がわからないってなって、会社に電話してもなかなか繋がらなくて、タダでいいよって言われたから、今日会った人たちにお裾分けしようと思って持ち歩いてた小夏を渡した。
小夏で支払ってしまった…。いい人…。優しい世界…。
このツイートにネットでは批判が殺到
- 相手が大手資本ならほのぼの話で済んだかもだけど、タクシー運転手って明らかに自腹切ると想像されるので、現金をATMで下ろしてでもちゃんと払ってやれよ…
- 最低限の現金かカードくらい持てよ、アプリ決済なんて不具合で使えんかったらとか予測せんのか?
- 踏み倒した自慢はヤバいだろ
- 現金下ろすべきや
機械のトラブルかなんかわかりませんが、払えなかったら現金で払いますよね。
私が小学生低学年の時に、電話代として持たされたランドセルに忍ばせていた20円で学校の帰り道にある駄菓子屋さんでうまい棒を2本買ってしまった時の話。
その頃の消費税は5%、低学年だった私は消費税というものを理解しておらず、うまい棒2本で消費税が1円の合計21円になってしまいました。
「1円足りない」
めちゃくちゃ焦ったのを今でも鮮明に覚えています。
私は「お金たりないのでやっぱりやめます」と言ったのですが、駄菓子屋のババアは「いいよいいよ」と言ってうまい棒2本を20円で売ってくれました。
簡単なやり取りのように見えますが、何回も断っていますからね。めちゃくちゃ断りました。
「電話代として持たされている20円で学校の帰り道に買い食い、しかも1円足りなかった」
家に着いた僕は、罪悪感のあまり母親にそのことを正直に伝えると、「払いに行くよ」と言って車で20分ほどかかるその駄菓子屋に行き1円を支払い、正直に言ったご褒美なのか、駄菓子屋のババアへの感謝の気持ちなのか、たくさんの駄菓子を買ってくれました。
私の最初で最後の正しい行いです。
でもよく考えてみると、消費税5%でうまい棒を1本ずつ会計すると10.5円、消費税は小数点以下の端数は切り捨てなので10円で買うことができます。
つまり1本ずつ会計をしていれば20円で2本のうまい棒が買えたわけです。
あの駄菓子屋のババア許せねぇ…
このカラクリに気づいたのは中学生くらいです。
なにが許せないって、1円が足りなくて必死に断ろうとしているあの頃の純粋な子供に無理やり買わせて「1円足りないのに買ってしまった」「万引きをしてしまった」かのような罪悪感を強制的に与えたことです。
まるで、ジョジョの奇妙な冒険の第四部に登場する、罪悪感持った相手の心に錠前を取り付けるスタンド使いの小林玉美のようなババアです。
思い出したらムカついてきたのでこの記事とは別に駄菓子屋のババアについて書こうと思います。
話がめちゃくちゃ脱線してしまったので戻しましょう。
なにが言いたいかというと、小学生低学年でさえ支払えないことに罪悪感をもってあとで支払いに行っているのに、大人がタクシー代を小夏で支払ってもいいんですか?ってことです。
タクシー運転手は無賃乗車された場合に自腹を切るのか
はあちゃうさんのミカンPay…じゃなくて無賃乗車ですが、タクシー運転手側ではその後どのように処理するのでしょうか?
悪質な無賃乗車の場合、タクシー運転手は営業所に連絡、その後警察に被害届けを出します。無賃乗車された分のお金は自腹ではなく当日の売上から引かれます。
一般的なタクシー運転手の給料は『基本給+歩合制』の場合が多いです。
当日の売上が減る=給料が減る
ということなので結局は自腹のようなものですね。
しかも、警察とのやり取りは基本的にタクシーの運転手が行うことが多いため、被害金額によっては被害届を出さない場合もあるそうです。
今回のはあちゅうさんのパターンを見てみましょう。
はあちゅうさんに支払う意思はあった
↓
タクシー運転手がネット決済のやり方がわからなかった
これをそのまま営業所に運転手が伝えていたとしたら、ほぼ確実に100%完全に自腹切ってますよね。
タクシー運転手って思っている以上に厳しい世界です。
タクシー運転手の一つの目標として個人タクシーになるという目標があります。
個人タクシーになれば自分の好きな時間だけ、雨や終電後など稼ぎ時を狙って営業することができます。
しかし、タクシー運転手が個人タクシーの資格を取るには、10年間無事故無違反でなければなりません。
そのため、タクシーで事故ってしまった場合に営業所に報告せずに5万や10万くらいだったら自腹で直してしまうそうです。
この事から考えても、数千円のネット決済に拘るクレーマーだったら「めんどうだし、自腹でもいいや」ってなるでしょうね。
タクシーと言えば、タクシー裏物語―現役ドライバーが明かすタクシーの謎という本がすごく面白いのでオススメです。
タクシー運転手同士の縄張り争いだったり、暗黙のルール、個人タクシーの上客などの裏話満載です。
キャッシュレス社会でも多少の現金は持ちあるくべきか
今の時代、スーパーやコンビニ、飲食店などクレジットカード一枚あればほとんどの場所で買い物ができてしまいます。
おそらくクレジットカードであれば利用者も多いのでタクシー運転手も対応できたでしょう。
しかし、ネット決済となるとまだまだ認知度は低いかもしれません。
はあちゅうさんが、行ったネット決済とは、スマートフォンの画面にQRコードを表示させて支払う方法でしょう。
最近では、LINE Pay、メルPay、AmazonPay、PayPay、d払い、Origamiとめちゃくちゃ多くの会社が独自のネット決済サービスを展開しています。
コンビニなど若い店員が多いところならネット決済もスムーズに行えますが、年配のタクシーの運転手の方は手間取ってしまうかもしれませんね。
私の友人は、すごく年配の店員に当たり前のように「LINEPayで」と言い放つのでこっちまでドキドキします。
私は店員とは極力会話が無いほうがいいので、クレジットカード派なのですが、社会人として多少の現金は持ち歩いています。
今回のはあちゅうさんの場合も、タクシー代がいくらかわかりませんが、1万円くらいだったら現金で支払える備えはしておくべきでしたね。
現金の持ち合わせが無ければATMで降ろしてくるなり、あとで支払う約束をするなり、いくらでも支払う方法はあったと思います。
「え?運転手さんネット決済できないの?じゃあミカンどうぞ(笑)」
はあちゅうさん、実は現金を持ち歩いていたことがバレる

Twitter-より引用
これは旅費を無くした見ず知らずの沖縄の高校生に6万円を貸した男性が話題になったニュースです。
このニュースにはあちゅうさんは「最近はカードとアプリ(PayPayとLINEPay)で決済するから持ち歩いてる現金、多い日で2万円くらい…。」とツイート。
都内で2万円あれば大体のところ行けちゃいます。1万円でも結構な距離移動できます。
東京から横浜までタクシーで乗っても1万円ちょいですよ。
しかもカードも持ってる言ってるし…
うーん、本当にミカンでしか払えなかったのか怪しいですね。
【朗報】はあちゅうさん、実は支払っていた可能性が浮上
多数の批判のコメントにはあちゅうさんは補足のツイートをしました。

Twitter-より引用
二重決済とは、1つの支払い内容が重複して請求されてしまうことを言います。
つまり、ネット決済できたかどうか確かではない場合に再度決済してしまうと請求が2回行われてしまう可能性があったということです。
どうやら、少し説明不足だっただけのようですね。
例えるなら「満員電車でうんこ漏らしました!」とツイートして批判が殺到した後に、「実はオムツ履いてました!悪意でしか物を見られなくてかわいそうだなぁって思った」と言ってるようなものです。
まとめ
というわけで今回は、駄菓子屋のババアにムカついた話…ではなくて、はあちゅうさんがタクシー代を小夏で支払った件について話していきました。
タクシー運転手もいろいろな人がいるので一概にはあちゅうさんが悪いとも言えませんね。
特に50代60代のタクシー運転手はヤバい率高いです。
作り話か本当の話かわかりませんが、こうやって炎上して話題になることが目的なのでしょう。
それにしても駄菓子屋のババア許せねぇ…