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『エックスサーバー』と『さくらのレンタルサーバ』を辛口で比較(怒)

『エックスサーバー』と『さくらのレンタルサーバ』を辛口で比較(怒)

レンタルサーバー比較ブロガーの平野(HiranoLAZY )です。

最近クライアントの方から「エックスサーバーとさくらのレンタルサーバーはどっちがオススメ?」という質問を受けました。

僕は昔にさくらのレンタルサーバーを使ったことがありますが、現在は使っていないので改めて、エックスサーバーとさくらのレンタルサーバーを比較してみたいと思います。

比較する項目はこちらです。

  • プランと月額料金
  • 転送量と参考PV数
  • サーバースペック

タイトルに(怒)と付いている理由も最後に書いています。

それは見ていきましょう。

エックスサーバーとさくらのレンタルサーバを辛口で比較

すでに目次で結論がでているので始めに言ってしまいますが、もし迷ってるならエックスサーバーがオススメです。

これからその理由を説明していきます。

両社のプランと月額料金を比較

エックスサーバーにはプランが3つ、さくらのレンタルサーバにはプランが6つあります。

エックスサーバーのプラン

  • X10プラン(月額900円~):エックスサーバー人気No1、迷ったらこれ
  • X20プラン(月額1,800円~):X10で転送量で怒られたらこちらにしましょう
  • X30プラン(月額3,600円~):すごいアクセス数があるサイト用、専用サーバー契約したら?ってレベル

※表示しているエックスサーバーの月額料金は最低料金です。年間契約などで価格が安くなるので詳しい価格はエックスサーバーを参照。

エックスサーバー各プランの違いは『転送量』と『ディスクスペース』と『MySQL数』だけで、サーバーの性能はすべて同じです。

さくらのレンタルサーバのプラン

  • ライト(月額129円):データベースなし、WordPressが使えないので論外
  • スタンダード(月額515円):さくらの人気No1、エックスサーバーのX10と比べると貧弱
  • プレミアム(月額1,543円):転送量が大幅アップ
  • ビジネス(月額2,571円):複数管理人が設定可能、サイトの更新を外部委託するのに最適
  • ビジネスプロ(月額4,628円):専用IPアドレス対応
  • マネージド(月額12,960円):サーバー1台まるごとレンタル、おめでとう

両社を比べると、さくらのレンタルサーバのほうがプランは充実していますが、ライトプランやマネージドプランはあまり現実的ではありませんね。

また、この後に書いていますが、エックスサーバーのサーバースペックが全プラン高性能というのに比べて、さくらのレンタルサーバーの各プランは細かく違いがあります。

詳しい性能と価格はさくらのレンタルサーバを参照。

転送量と参考PV数を比較

転送量とは、ウェブサイトやブログにアクセスされた時に、サーバーからユーザーへ送られるデータの合計量です。

ユーザーが閲覧したりファイルをアップロード&ダウンロードしたりすると増えていく仕組みです。

1PVあたりの転送量は簡単に1MB、月間は30日で計算しています。

転送量 参考PV(ページビュー)
さくらのレンタルサーバー
(ライト)
40GB/日 4万PV/日、月間120万PV
エックスサーバー
(X10プラン)
70GB/日 7万PV/日、月間210万PV
さくらのレンタルサーバー
(スタンダード)
80GB/日 8万PV/日、月間240万PV
エックスサーバー
(X20プラン)
90GB/日 9万PV/日、月間270万PV
エックスサーバー
(X30プラン)
100GB/日 10万PV/日、月間300万PV
さくらのレンタルサーバー
(プレミアム)
120GB/日 12万PV/日、月間360万PV
さくらのレンタルサーバー
(ビジネス)
160GB/日 16万PV/日、月間480万PV
さくらのレンタルサーバー
(ビジネスプロ)
200GB/日 20万PV/日、月間600万PV
さくらのレンタルサーバー
(マネージド)
200GB/日 20万PV/日、月間600万PV

さくらのレンタルサーバーのほうが転送量は多いですね。

ちなみに、エックスサーバーにもビジネス仕様の専用サーバー『シックスコア』というサービスが存在します。

両社とも上のプランが良いのは当たり前なので、エックスサーバーの『X10プラン』とさくらのレンタルサーバの『スタンダード』に絞って詳しく比較して見ていきましょう。

エックスサーバー(X10プラン)とさくらのレンタルサーバ(スタンダード)を比較

エックスサーバー(X10プラン) さくらのレンタルサーバ(スタンダード)
初期費用 3,000円(税込) 1,029円(税込)
月額料金 1,080円(税込) 515円(税込)
ディスクスペース 200GB 100GB
マルチドメイン 無制限 100個
MySQL 50個 20個
メールアカウント 無制限 10個
独自SSL 無料 無料
転送量 70GB/日 80GB/日
公式サイト エックスサーバー さくらのレンタルサーバ

月額料金こそ、さくらのレンタルサーバーが安いのですが、それ以外はエックスサーバーのほうが優れています。

ウェブサイトを始めた初期のころは、「別にサーバー能力は低くてもいいから安いレンタルサーバーを使いたい!」と考えがちですが、少し慣れてくるとディスクスペースやMySQLなどが足りないと感じてきます。

僕もブログを始めた最初の頃は、X10プランをマルチドメインで運用していましたが、ディスクスペース200GBが足りなくなってきたので、いくつかのサイトを他レンタルサーバーに移行させました。200GBですらそうなるのですから100GBだと確実に少ないでしょう。

また、エックスサーバーは全プランのストレージがSSDですが、さくらのレンタルサーバはマネージド以外はすべてHDDになります。サイトの表示速度はSSDのほうが圧倒的に早いのでその辺りも考えましょう。

次は、『エックスサーバー』と『さくらのレンタルサーバ』のサーバースペックを比較してみましょう。

サーバースペックの比較はエックスサーバーの圧勝

エックスサーバー(X10) さくらのレンタルサーバ(スタンダード)
サーバー Nginx Apache
ストレージ SSD HDD
メモリ 256GB 18GB
公式サイト 詳細はこちら 詳細はこちら

ミドルウェア

2つのサーバーをミドルウェアを比較してみましょう。

  • さくらのレンタルサーバーのApache(アパッチ):導入が容易だが、ユーザーからのリクエストを順次処理するため、リクエストの待ちが発生する場合がある。
  • エックスサーバーのNginx(エンジンエックス):大量の同時アクセスの処理に最適化され、静的コンテンツの配信に特化したWebサーバー、突発的にPC・スマートフォンなどからアクセスが集中した場合でも高速かつ安定したWebサイトの運営が可能。

参考ApacheとNginxについて比較 – Qiita

ストレージ

ストレージとは、HDDやSSDといったデータを保存しておく場所です。

これはパソコンを持っている人ならわかると思うのですが、HDDよりも、エックスサーバーのSSDのほうが5倍~10倍ほど処理能力があります。

最近のレンタルサーバーでは、SSDが主流なので、さくらのレンタルサーバーがいまだにHDDを使用していることが驚きです。

メモリ

メモリは単純に多いほうが処理能力は高くなります。

WordPressだと様々なプラグインを使用するため、サーバーに与える負荷が多くなります。

プラグインを増やすと同時に使用されるメモリが増えるため、サーバーへの負荷が多くなります。サーバーが負荷に耐えきれなくなると503エラーでサイトが閲覧できない状態となります。

それにしても、さくらのレンタルサーバーの18GBは少なすぎますね。WordPressの人気プラグイン『WordPress Popular Posts』と他のプラグインで少しアクセス数が増えてくれば使い切ってしまうようなメモリ量です。

結論→エックスサーバーの圧勝

エックスサーバーとさくらのレンタルサーバーを比べましたが、エックスサーバーは月額料金以上の価値があると思います。

さくらのスタンダードプランがワンコインレベルというのは魅力的ですが、このご時世にメモリ18GBはキツイですよ。

サーバーの能力が低いと利用者がサイトに訪れた際に表示が遅くてページを読み込む前に去ってしまう可能性が出てきます。

統計によると、ページの表示速度が1秒から3秒になるだけで、およそ32%の人が去ってしまうそうです。(参考:表示速度が1秒→7秒で直帰率は113%↑、モバイル向けサイトのUXはとにかくスピードが命

また、サーバーの能力は表示速度だけでなくプログラムを動かす能力にも影響してきます。

ウェブサイトやブログがバズった時にサーバーが負荷に耐えられなくなると503エラーを吐いてウェブサイトが表示されなくなるという事態に陥ります。

実際に僕も昔、メモリが増加される以前のエックスサーバーでバズってしまい503エラー連発でサイトが表示されないということがありました(現在はメモリが256GBに増加しているので問題なし)。

サーバーというものは安定性がすべてです。

いくら価格が安くても負荷に耐えられなければ意味はありません。

いくつかレンタルサーバーを契約していますが、さくらのレンタルサーバーを選ぶメリットはよくわかりません。

価格の安さは『ロリポップ!』に負けて、性能では『エックスサーバー』に負けたサーバーというイメージです。

強いていうなら、エックスサーバーよりも長い歴史があり東証一部に上場しているという点でしょうか。

最近では『ミックスホスト』という高性能で低価格なレンタルサーバーも出てきています。

まとめ

というわけで今回は、『エックスサーバー』と『さくらのレンタルサーバ』を辛口で比較していきました。

余談になりますが、記事の最後でミックスホストの話を出しました、ミックスホストがサービスを開始した当初、全プランSSD導入、ホストサーバーメモリ256GBと、当時にしては異例の高スペックだったのをご存知でしょうか。

いっぽう、その時のエックスサーバーはメモリは少なくストレージもHDDでした。

そのため多くのブロガーがエックスサーバーからミックスホストに引っ越しました。

このことに焦ったエックスサーバーの社長はすぐさまブログを更新して、全プランSSD導入、メモリの大幅増加を発表しました。

こういうフットワークの軽さは、さくらのレベルの規模になると簡単にはいかないのでしょうか?

低価格でお馴染みのロリポップですらSSD導入していますよ。

タイトルに(怒)と付けたのも、老舗のさくらレンタルサーバーにもっと頑張ってほしくての怒りでした。

世界陸上大阪大会で司会の織田裕二さんが気を抜いて予選敗退してしまった為末選手に「なにやってんだよ為!」と言った心境と一緒です。

ちなみに、エックスサーバーではWordPressに特化した『wpXレンタルサーバー』というものもありますが、ディスクスペースが少なすぎますね。

wpXに関してはまた今度話していきたいと思います。

とりあえず迷ったらエックスサーバーの『X10プラン』にしておけば間違いないよってお話でした。

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