ストライキブロガーのヒラノ(HiranoLAZY )です。
佐野サービスエリアのストライキが話題になっていますね。
知らない方のために時系列順で説明すると、
佐野サービスエリアを運営する会社が商品の卸業者に対して在庫管理や支払い上の不備が相次いだため、納品が停止される。
それを受けて、管理職員が商品の代金を前倒しで支払う旨の覚書を作成。無事に商品は納入されるも社長が覚書の内容の変更を求めて反発。
その過程で、資金繰りが厳しいことが明らかになり、そのことを糾弾した管理職員が解雇される(部長と支配人)。
解雇された二人は従業員から信頼の厚い人間だったため、解雇の撤回と労働環境の改善(厨房にエアコンが欲しい)、経営陣の退陣を求めてストライキが決行された。という流れです。
ストライキが決行された佐野SAでは、8月14日から営業を停止していましたが二日後の16日には関連会社から従業員を集めて何事もなかったかのように営業を再開したようです(泣)
ストライキというよりも集団欠勤になってしまったわけですが、これからどうなるんでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
【佐野SA】ストライキって必ずしも成功するわけではないんだなって話
佐野SA 上り
商品はあるものの、ストライキにて売店は閉店中#佐野SA #ストライキ #ケイセイフーズ pic.twitter.com/OoCt0FcGI2— DJ-AmoN (@DJAmoN305) August 13, 2019
まず始めにストライキというものをもう一度確認してみましょう。
ストライキとは労働者による争議行為の一種で、労働法の争議権の行使として雇用側の行動などに反対して被雇用側が労働を行わないで抗議することである。
日本語では「同盟罷業」あるいは「同盟罷工」と呼ばれ、一般には「スト」と略される。
簡単に言うと、会社に対して”一致団結して働かない”ことで抗議することです。
ストライキをされてしまうと、会社は業務が止まってしまうため、被雇用者側の要求が通りやすいという特徴がありますが…
佐野SAではストライキが継続しているにも関わらず二日後には営業を再開しています。
ニュースで見ましたが、関連会社から人を集めてマニュアル通りにラーメンを作っているようです。
そうなんですよね。こうなるんですよ。
誰でも出来る仕事でストライキをしてしまうと、「働かないなら代わりを用意するだけ」になってしまうわけです。
サービスエリアのラーメンなんて温めた業務用のスープに茹でた麺をいれてるだけでなのは容易に想像できます。
日本で時々起こるのが「バス会社のストライキ」ですね、そのストライキは単純に運転手が働かないものから、バスの運賃を乗客から徴収しないストライキまで様々なものがあります。(参考:「客から料金を徴収しない」バス会社への新しいストライキが話題に!⇒ネットでは賛否両論の声)
バスを運転するには「大型二種自動車運転免許」というものが必要になり、その合格率はわずか10%とかなり厳しいものです。
そんな貴重な資格を持っている人たちがストライキを決行してしまうと、バス会社としては運営はもちろん代わりを見つけることも不可能です。
こういう特殊技能をもった人たちのストライキってめちゃくちゃ効果あるんですよね。
今回の佐野SAのストライキに話を戻しましょう。
佐野SAの従業員の仕事は売店のラーメンや料理を作るのがメインです。その他にも準備や掃除などもあるでしょうが、マニュアル通りにやれば誰でもできてしまう仕事です。
有名ラーメン店や高級レストランのように、「この人でしかこの味は出せない!」というような難しいことではありません。
実際にインタビューでも新しい従業員が作った佐野ラーメンを「美味しい」と言って食べた客もいるようです。
誰でも替えが効く仕事でストライキをしてしまうとこういう悲しい結果になるわけですね。
僕がブログ書くのやめても誰も困らないけど、ヒカキンがYouTube投稿しなくなった困りますよね。
また、地元に根づいた店というわけでもなく”サービスエリア”という特殊な場所もストライキ失敗の原因かもしれません。
まとめ
今回の佐野SAのストライキですが、僕は失敗だと思います。
ストライキ成功の定義が会社を潰すことだとしたら今回は成功に近いと思いますが、当初の目的は「解雇された部長と支配人の復職」と「経営陣の退陣」と「厨房のエアコン(ニュースで欲しいって言ってました)」です。
解雇された方は社長が解雇を撤回していましたが、その代わり従業員が…
ネットの情報によると、ストライキ側は労働組合でもなければストライキの予告も行っていないという情報もあります。
「正当」なストライキとして認められるための要件は、(1)労働組合であること、(2)労働条件の改善が目的であること、(3)手続違反や権利侵害を伴う態様・行為ではないことです。https://t.co/z2dvQHoEao
— 弁護士ドットコムニュース (@bengo4topics) August 16, 2019
こういうのって後々問題になってくるやつなので…本当のところはどうかわかりませんが。
ニュースではストライキに参加した従業員の人数はかなり多いのでそのへんは理解していると思いますがどうなんでしょうか。
そして、ストライキ中にも関わらず関連会社から人を集めて営業を再開するという行為、倫理的には疑問がありますが、元々頑固な社長のようなのでこうなることも予想できたかと…
社長のインタビューも見ましたが、もう条件どうこうよりもプライドの問題でしょう。
こういうワンマンっぽい社長は取り入ることが出来れば楽ですが、反発すれば良くないって上野の光輪モータースで学習しました。(参考:光輪モータースが自己破産)
また、サービスエリアという立地上、休憩ついでに立ち寄る人がほとんどなので”誰が作ってる”とか”美味しい不味い”は特に関係ないのかもしれません。
ドライブインにある自動販売機のうどんやラーメンと同じ感覚です。
もうこれどんどん炎上させて高速道路を管理しているNEXCO東日本を動かすしかないのでは?
ちなみに最近食べたラーメンでは目黒の野方ホープが美味しかったです。
よほどのワンマン社長だったんだろうなあ‥
経営者の方が一枚上手だったな
初見のオッサンでも再現できる味なんだろ
SAの飯ってそんなもんじゃん
別にいいじゃん。辞めて別のとこいけばいいんだよ。
ラーメン一杯に40分とか
券売機のメンテも出来無いとか
その後の続きはまだでしょうか?
所詮捨て駒よ