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GIGAZINEの倉庫破壊と遮断器を切断する罪の重さは違うのかという話

GIGAZINEの倉庫破壊と遮断器を切断する罪の重さは違うのか

他人の建物を無断で破壊しないブロガーのヒラノ(HiranoLAZY )です。

最近、開かずの踏切の遮断器をノコギリで勝手に切った疑いで53歳の男性が逮捕されたというニュースをご存知でしょうか。(参考:遮断機のこぎりで切断 警察捜査

この事件について、自社の倉庫が無断で破壊されたとして話題のGIGAZINE編集長の母親のブログ『KEISUI ART STUDIO』で面白い記事がありました。

内容は、「GIGAZINE倉庫も遮断器のどちらも、持ち主に無断で破壊したのに、なぜ遮断器の男性だけが逮捕されて倉庫を破壊した業者は逮捕されないのか?」というものです。

言われてみると確かにそのとおりで、「踏切が開かないから遮断器を切った」と「上司に言われてやったがわざとではない、ショベルカーがぶつかっただけ」の故意性は同じだと思うのですが…

遮断器を勝手に切ったら逮捕されるのに、他人の倉庫を勝手に破壊しても罪にならないのはなぜ?

知らない方のために、GIGAZINE倉庫破壊事件を簡単に説明すると、

「土地を借りてその上に自分の建物を建てたが10年間土地代を滞納していた」→「土地を売るために地主が内緒で建物を破壊」→「破壊中に発見したので警察に通報」→「上司に言われてやったがわざとではない、ショベルカーがぶつかっただけ」→「故意性がないから警察ではなにもできない」

というような感じです。

これは、地上げと呼ばれる手口で、法律上は土地の上にある建物を合法違法問わず破壊してしまえば、『建物滅失登記の申出』を行えるようになり建物の登記を無理やり抹消してしまうことができます。

建物の登記を抹消させたらあとは土地を売るだけです。

詳しくは『【急展開】GIGAZINE倉庫破壊の現在の状況と続報まとめ』をご覧ください。

建物の持ち主にバレなければ何も問題はないわけですが、GIGAZINEの場合は建物の破壊の途中で発見して警察に通報しています。

しかし、警察の見解は「土地の上にある建物を返してもらったと思って破壊しているから故意ではない」。

では、遮断器を切った男性も「遮断器は自分のものだと思ったから切った」と言えば逮捕されなかったのでしょうか?

さすがに無理ですね。

開かない遮断器にムカついてぶった切ったのは火を見るより明らかで、誰がどう見ても「故意で遮断器を切った」と思うでしょう。

しかも、男性は警察に「仕事があるのに渋滞して車が動けなくなり、腹がたってやってしまった」と供述していますし。

GIGAZINEの倉庫破壊は故意ではないのか?

では、GIGAZINEの倉庫を破壊したのは故意ではないのでしょうか?

100歩譲って「建物を返してもらった」と思いこむのはいいとしましょう。

しかしその後、「建物は倉庫として使っているから壊さないでくれ」と言っているにも関わらず何度も破壊しようとする行為は「故意」ではないのでしょうか?

GIGAZINEの倉庫の土地を巡っての戦いの歴史は、編集長の祖父の代から続いていたようで、外野の我々にとやかく言われる筋合い無いと思いますが、勝手に破壊するのは良くないですよね。

しかも最新の記事では、不動産屋の正体は『反社会的勢力の排除に関する誓約書』にサインできない人だったようですし…

こういうのって表に出てきていないだけでたくさんありそうですよね。イワコデジマイワコデジマ…

参考KEISUI ART STUDIO | 遮断器を切って逮捕なら建物破壊して何故逮捕しないのか。逮捕して故意性を吐くまで留置するのでは?

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